2018年 観劇まとめ

今年1年のおたく活動総括です。

まだ書いてない舞台の感想をブログに残しておきたかったので、ついでに1年を振り返ってみました。ゆくおたく くるおたく。

 

1月〜2月

某アイドルユニットのツアーで毎週現場、毎週遠征の日々。交通費節約のために初めて1人でLCCの飛行機に乗りました!そこまで安くないけど時間が選べたのでジェットスターで。これで北海道や九州遠征も怖くない。

そして、ツアー最終日の翌日、思い出との等価交換で視力をガクッと失う。無理よくない。

 

4月

【アニメ座 ハイブリッド】

 

◆アニメキャラ芸人が集結してとある国のお家騒動を解決するお話。

さすがよしもとの芸人さん、その場のノリで楽しめちゃう。小中学生男子の休み時間のようなくだらない(最大級の褒め言葉)笑い好きです。

俳優さんたちの2.5舞台で磨かれた殺陣がかっこよくて、最後はちょっと熱い。夕方に放送してたテレビ東京のアニメを見てるような懐かしさがありました。

 

溝口琢矢さん扮するアモン様(王子)と寿里さん扮するシオス(家臣)のやりとりが親子みたいでひたすら癒しです!寿里さんの安定した包容力と溝口さんのまっすぐで熱い主人公力が出会ったら無敵すぎる。

ヒール役の日替わりの俳優さんも豪華で、個人的には植田圭輔さんの中性的な雰囲気が1番好みでした。出演舞台の休演日にゲスト出演した後、終演後にハイタッチまで行う植田さんすごすぎる。お身体大事になさって…!

 

5月

【Indigo Tomato】

『Indigo Tomato』| 2018年5月23日〜@東京 博品館劇場 / 大阪 サンケイホールブリーゼ

 

◇今年観た中で1番世界観に引き込まれた舞台。まず着席すると青一色のライトに照らされてたステージが目の前に広がって、美しさに感動します。例えるならペルソナ3のベルベッドルーム…まさにあれです。音楽も生演奏で耳も目も全て綺麗なもので満たされるセラピー空間でした。

演者さんそれぞれ違う声域で、怒ったり喜んだり感情豊かな歌声で舞台が色づいていくようです。剣幸さんの力強くて華やかな歌声に胸も目頭も熱くなりました。素敵すぎる。

 

◇ストーリーは障害を持つ青年が幼少時に突然母親がいなくなってしまって、周りの影響を受けて成長していく姿が明るくポジティブに描かれていてとても気持ちのよい内容でした。

家庭環境が複雑な話ってどうしても同情を煽ったり否定的な表現が多くて悲しくなってしまうのですが、この舞台では、母といえど1人の女性で今まで自分を犠牲にして頑張った分新たな人生を生きていいんだよ、って放棄してしまったお母さんを肯定してるように感じました。他者を認めて幸せを願えるってなかなか難しいけど大事。

 

6月

【ジョン万次郎】

舞台「ジョン万次郎」

 

◆もっと歴史を〜シリーズは初めて観劇しました。が、舞台を観にきたというよりテレビドラマを見てるような感覚でした。場面転換が多くてサラサラっと年表のように駆け抜けていくような流れでした。

ジョン万次郎という人物を掘り下げると同時にその当時に何が起きて、どうなったっていう時代の流れをわかりやすくしているのかな??小説というより歴史の教科書を読んでるかんじかな??なので、ここの作品は好き嫌いがはっきり分かれるのかもしれないですねー!(だって毎回虚無リンピックにノミネートしてるから…)

 

演者の方々はみなさん個性的で親しみやすい役作りをしていらして、良い舞台をつくろう!という熱量がビシビシと伝わってきて、これが画面越しじゃなくて劇場に赴いて芝居を観にいく醍醐味だな〜って改めて実感しました。みんな熱い!

 

◆万次郎は台詞の量が多かったり表情がくるくる変わったり、連日演じ続ける溝口さんの体力精神力がすごいです。毎日魂を削っている。

最初はただ好奇心だけで動いていた万次郎が、だんだんと知識や大人社会の立ち振る舞いを身につけてたくましく成長していく姿をしっかり感じられました。特に日本に帰ってきて嫁さんを貰った後にちょっと関白感出てくる感じがリアルで好きです笑。

 

個人的に好みだったのは石原壮馬さん扮する五右衛門(万次郎の同郷の仲間)見た目はガッチリたくましいのに、中身は慎重派なギャップがあって、目上の人の前では床につくくらい頭を下ろしていたのが良かった!彼だけはずっと万次郎の心配をして慕ってるところもわんこで可愛いんです。方言や着物をよれっと着こなしてるのも雰囲気があって魅力的でした。

それと荒木宏文さん、石賀和輝さんの主人公の肩を持たずに突き放す役柄がかっこ良かったです。ぶれない心情を持ってる憎まれ?役って見ていて清々しくて良いですね!!

 

8月〜10月

この3ヶ月は感想を書いてあるので、よければこちらをどうぞ…!

 

 

 

11月

熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編】

SOLID STAR プロデュースvol.16「熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編」

 

◇始まる前はすごく昔のゲームだし、公式からの事前情報が少なくてどんな舞台になるのか不安だったのですが(せっかく素敵な作品を作ってらっしゃるのでもっと精力的に宣伝して欲しい!!)蓋を開けたらすごく面白かった!

頭を空っぽにして観れるコメディ。これもまさに小二病(最大級の褒め言葉)な脚本。わかりやすい単純な笑いが好きなんです。なぜならわたしも小二病だから!大人が童心に帰って楽しめる舞台です。

 

◇ストーリーはくにおくんと仲間たちが他校のヘッドたちとサッカーやドッジボールなどなどゲームのタイトルになっている競技で対決してゆきます。

ドット絵ゲームキャラの独特なシルエットやカクカクした動きだったり、派手な照明や小道具を使わないで紙のボールを黒子さんが持って移動して、ボールの動きを表現したり昔のゲームならではのレトロ感を出すこだわりを随所感じました。

 

◇キャストさんに関しては、くにおくんが怖かっこよくて(不良飛び越えて龍が如くに出てくる方に近かった笑。くにおくんというよりむしろくにおさん…*1 )ごうだの秋沢さんの自由すぎるアドリブとか(音楽に合わせて急にエアギターやりだして目玉飛び出たよ)才川コージさんが才川コージさんでしかなかったりとかキョウコが姉御可愛かったりとか!魅力的な方々ばかりでした。次回作期待してます。

 

 

来年につづく。たぶん。

 

*1:某回のアフトで溝口さんご本人が役作りも兼ねて?龍が如くをプレイしてるとおっしゃっていたので。既視感それか!ってなったおたく