2020年舞台感想

気づいたら最後の投稿から一年経ってました。現場がないってほどでもなかったけど(ありがたいことにほぼ春から秋に延期)コロナ禍で推しに手紙を出すことがなくなったせいかブログを書く気力も全く起きず…

このままだと一生何も書かなくなりそうだったので焦って下書きに残ってた舞台の感想を書き上げました!頑張った!

 

 

 

かがみの孤城 

8/28〜 atサンシャイン劇場

 

初めてのサンシャイン劇場

サンシャインの奥にこんな場所があったのかという驚き。これ土地勘なかったら辿り着けないのでは。念のため動画や写真つきで行き方紹介してくれてるブログを見てから行きました。

劇場内はとても綺麗で傾斜もあってとても見やすかったです。トイレたくさんある

1階サイド最後列でも見切れることなく舞台全体が見えました(さすがに表情は難しいのでオペラグラスは必須)個人的には前方席のが見切れて見づらいかも…。

さらに今回は感染症対策で舞台と客席の間にビニールが貼ってあって、ビニールのたるんでる箇所に演者さんの顔がかかるとぼやけて見えないという事件。前方席の旨みが全く感じられなかったよ…個人的には5〜10列くらいが1番見やすいかなぁ。

 

お話について

原作は未読。さわやか可愛いオープニングダンスから始まってなんだかファンタジーな雰囲気で楽しいな〜と思っていたら結構生々しい人間関係が描かれたお話でした。

メインの登場人物のほとんどが理由もなく一方的にいじめを受けたり親のエゴに振り回されていて、悪者がひたすら悪として描かれているのが見ていてつらかった…!

最終的に各々の悩みや願望を相手に伝えることによって解決していって、人間関係のもつれを改善するには話し合いが1番なんだなって思いました。実際、どんなに仲の良い間柄でも定期的に考え方とか今の状況とかを話し合わないとこじれるなぁと最近よく思います。それが上手くできたら苦労しないんだけど。

あと「嫌な場所からは逃げてもいい!」って考え方は自分で稼いで食べていける大人になってやっと選択できる気がする。結局世の中は金。

ちゃんと謎解き部分の伏線も回収されててハッピーエンドだけど観たあとに何か心にずしんと残るような…良い意味でも悪い意味でも心を動かされる作品でした。

 

役者さんはみんなお芝居が上手だったけど、キャラ濃い周りの人物に比べて主役二人がなんとなく無個性に感じました。メインターゲットの子供たちが感情移入しやすい様にわざとキャラづけ薄くしたのかな??

イケメン枠のリオンくん、登場すると春の野風のような爽やかな風が吹くようでした。半年ぶりに見た生の推しの笑顔が眩しすぎて初めてヒロ様の無限ハグを受けた時の一条シンくんのような気持ちになりました。推しのダイヤモンドスマイルでおたくの寿命5年は伸びるね。

それと作中でウレシノがフウカに対して「全然普通じゃないよ、こんなに可愛いんだから」っていう台詞にグッときました。え、そんなん言われたら誰でも惚れてまうよね!?ずるい。

リオンの「普通かどうかなんて気にするな」っていう台詞も結構世間体気にしすぎな自分には響く言葉でした。変なところで周りの目が気になる人なので。

 

 

 

 

イキザマ3

10/16〜  at 赤坂RED/THEATER

 

春に上演を予定されていて延期というかたちで無事観に行くことができました。前回のイキザマ3の評判が良くてどんなお話なのか楽しみにしていたのですが期待以上に良かったです。

お話の舞台は大学の応援団。

応援団というと古臭くて怖くて厳しくてなんとなくマイナスなイメージしかなかったけど、この作品を通して厳しい上下関係があるからこそ生まれる絆とか人情とか悩める学生時代に必要だから生まれた文化なんだなぁって思いました。仲間のことを自分のことのように親身に接する姿勢に私の砂漠の砂のように干からびた心さえも潤ってました。ありがとう。

強面OBさんがベタなギャグで笑わせるところとシリアスなシーンとの緩急が見応えあって観劇後の満足度はとても高いです。笑いの場面を身内ネタとか作品に関係ない事を言って笑わせようとしないのが好感を持てます。これが舞台演劇であって欲しい。

演者さんについては、宮本役の岩田華怜ちゃんは元アイドルだけあって嫌味のないさわやかな可愛さが良いです。常に一生懸命だからついつい応援したくなる!

野瀬役の溝口琢矢くんは自信がなくてオドオドしてる最初の方からだんだんと成長していく様が自然で流石でした。感情表現が豊か。しかも可愛い顔してバッキバキの筋肉を見せつけてくる……鬼の腕立て訓練のシーンもお芝居だから苦しそうな表情してたけど余裕でバッキバキ……ナイスチョモランマ!!(ボディビルの掛け声わからん)

 

劇場のREDTHEATERは駅から一本道でわかりやすいし見やすくて良い劇場でした。地下だけど埃っぽさもなかった!キャパ数にしては体感広く感じたかも。1番後ろで見た時は舞台との距離を結構感じたので目が悪い方は念のためオペラグラス持参が良いです。前方席はやっぱり見上げる形になるのでセンブロよりも下手からのが全体がかぶらず見やすいです。

 

毎回動画つきなのアミューズさん手厚い。

 

 

遥かなる時空の中で3 十六夜

2021/1/22〜 at サンシャイン劇場

 

友人の好きな役者さんが出ていて、一緒に来てくれ!!と誘われて観劇。暇だったし推しの出てない舞台もたまには観たいなぁと軽い気持ちで承諾したらしっかり推しの現場と被りました。

他の舞台のチケットを取ると後出し情報で推しの現場と被る確率10割なんですが……そんなことある????????浮気ダメ絶対の呪い????????いやもう絶対被るのよ。ほんとに。

 

ちなみに原作ゲームは未プレイでキャラクターも話もわからないし出てる役者さんもお名前なら聞いたことある…というレベルの人です。

しかもこれ続きものの後半ぽいのよ…冒頭に長いあらすじはあったけど内容飲み込むの大変でした。

女性向けの歴史ファンタジーといえば戦国江戸時代のものが多いので源平は物珍しく新鮮な気持ちで楽しめました。遥か〜が出た時は平安とか鎌倉が流行ってたのかな…??どうなんだろ。私は新選組に命を助けられすぎた世代です。

 

舞台の内容はほぼずっと殺陣。演者さん体力すごい。それ以外はちょいちょい個別のスチル発生イベントみたいのが起きるけどほぼ戦闘。

主人公が采配失敗してゲームオーバーになって第一部の幕が降りるのでモヤモヤしながら幕間を過ごしました笑。第二幕でコンティニューできて良かった…!

キャストさんのお芝居については将臣役の方のお芝居が熱くて好きでした。伊勢大貴さんという方。甘い台詞は吐いてこないけど熱血漢でサバサバしてて好感の持てるキャラクターでした。あと北条政子様のお上品悪役ぷりも好みでした!衣装可愛いし操られてる下衆顔が最高。