舞台感想『宝塚BOYS』

8月15日から上演された宝塚BOYS team SKY公演を観劇しました。何度も再演されている作品ですが初めて見た人間の感想です。

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  • 劇場について

久しぶりにオペラハウスに行ったんですが、やはりスロープになってない座席はどこの劇場でも見づらいですね。F列とかG列センブロが1番見やすいんだろうな。1階後列は細かい表情までは見えないのでオペラグラス必須。座り心地は特に悪くなかった記憶。幕間のトイレ休憩は…戦ですね。通ってると場内で流れてくる昭和の歌謡曲が開戦の合図にしか聞こえなくなってきます。プォオ〜!(ホラ貝)

  • 脚本演出について

わたしは舞台に推しさんの出演が決まるとまず1番に脚本演出家さんをチェックします。一度演出家の味付けが口に合わなくて酷い思いをしたので。舞台って出演者さんもですが演出家さんと好みが合うかも大事ですよね。どんなに世間から評価されてる方でも合わないものは合わない。

今回初めて見て、戦争がテーマにあるのにこんなに明るく気持ちよく見れる舞台があるんだって感動しました。もちろん考えさせられるところは多々あって、笑える場面とシリアスな場面のメリハリがあるので終始飽きることなくあっと言う間の3時間でした。下ネタもコロコロコミック大好き小学生みたいなくだらない笑いで面白かったです。

 

  • 出演者について

永田さんと川原さんは初代テニミュのオタクだったその筋の友人が、彼らは上手いから安心して!と太鼓判を押していたので、うんうんいいね!役者だね!という印象。

…永田さん(上原)

ストーリーテラーなのかと思ったらはっちゃけるところは全力で楽しみながら掻き回していて、彼なりの個性が出てるのが良かったです。「ありがたい…誰かが見てくれている」というセリフにとても心がこもっていて印象に残ってます。胸に染みました。

…川原さん(竹田)

色男という演じ方によっては嫌味になってしまいそうな役をさわやかに品良く演じられていたのがすごい。落ち着いている。他の方が喉を潰し始めた時期も彼は安定していました。きっと踏んできた場数が違うんだ。すごい。

…溝口さん(竹内)

1人生真面目な彼がいることで、周りの個性的なキャラが渋滞せずにテンポよく進んでいったのでは。感情の起伏に富んだお芝居はさすが。突然怒鳴り出すのではなく、じわじわと怒りを露わにしていく空気感がまさに怒ると怖い人のそれ。ゾクゾクしました。レビューでは清潔感のある艶やかな色気をふりまいていて素敵。思わず惹きこまれそうな力強い瞳が印象的でした。

…塩田さん(太田川)

人懐こくて言うことやること全てが面白い!まさに笑わせ太陽!役の作り込みが半端ない。完全に自分のものにしてたよね??ハイステの田中さんと聞いてイメージとぴったりだし、今回の彼のお芝居を見て、全然興味なかった.5舞台が面白そうだし観に行ってみたいなぁと思いました。

…山口さん(山田)

顔がいい。アー写を見た時に物静かで線の細い印象だったので、あんな男気溢れるガチムチにーさん役とは…でもアフトでは天然でほっこり優しい雰囲気。ギャップ…。渋い声かつ甘いマスクだから特定の市場で需要ありそう。竹田とのナイスコンビな馬の足道場、可愛くて面白かった〜!

…富田さん(長谷川)

彼も全力で観客を笑わせに来てる笑わせ太陽でしたね!ん?キャラかぶってない?大丈夫?太陽さんとより区別するためにもう少し女好きなチャラさが欲しかったです。きっと根が真面目な好青年なのかな。男女合同公演の台本を読む時の「あっ!待たせたねぇ〜!」の言い方が面白くてツボに入ってしまって何度見てもそこで吹き出しちゃって…恥ずかしかった笑。

…中塚さん(星野)

なんてしなやかな…すごい…レビューでステージの上で1人踊る姿が豹のような。野生的かつ色気たっぷりで魅力的でした。みんなの前ではツンなのにおばちゃんにはデレてるのが可愛くて母性本能くすぐりました。斜に構えたリアリスト大好きオタクなので星野の言動が1番共感しやすかったかな。

 

役者さんに対する感想は自分なりに敬意を込めて書きましたがもし不愉快な発言がありましたらすみません。すみません。

おわり。